2016年09月25日
犬猫ブームの中に隠れ気味のうさぎ。実はうさぎもペットとして近年人気が出ているんです。無表情だからどう接していいか分からない…いえ、そんなことないんです。犬猫に負けないくらい愛情深い動物なんです!うさぎをお迎えしたくなるそんな情報をお届します!
今いる飼いうさぎ達は、穴うさぎを家畜化したものです。もともとは捕食される側の草食動物なので、家で飼育する時もその行動の名残があります。
ゲージの隅をホリホリしたり、部屋に放しても隅っこを陣取ったり、これは全て本能的な動きなんです。決していじけてる訳ではないので暖かく見守りましょう。
うさぎは鳴き声は出しませんが、その分ストレスを感じたり、危険を感じると【スタンピング】をします。俗に言う足ダンです。野生での仲間たちとのコミュニケーション手段です。家うさぎもスタンピングでしっかりコミュニケーションを図ってきます。
また、個体差はあると思いますが、鼻を器用に鳴らして意思表示をするうさぎもいます。
そして、忘れてはいけないうさぎのよくする行動、それは【噛む事】です。うさぎの歯は伸び続けるので、本能的にいろいろなものを噛みます。怒ってもやめられないので事前の予防が大切です。
うさぎって大人しい動物というイメージがありませんか?ペットセラピーでも活躍するうさぎなので個体によっては、のほほんと大人しい子もいるかもしれません。しかし、決して大人しい動物ではないんです、意外と気が強かったりします。
野生の名残で縄張り意識は意外と高いし、慣れた環境だととっても活発です。部屋の中でスイッチが入ったかのように猛ダッシュする事もあります。
また、これも個体差がありますが、抱っこされたくない子もいるんです。うさぎと言えば抱っこを大人しくさせてくれるイメージがあると思いますが、中には嫌がって暴れる子もいます。
行動も性格も個体差があるのでありもままのうさぎを受け入れてあげて下さい。
うさぎは鳴かないし大人しいからペット禁止の物件(アパートやマンション)で飼っても構わないだろうと思う方がいるかもしれません。
しかし、うさぎは足ダンと言われるスタンピングやケージを掘ったり、かじったり、いろんな音を発して意思表示します。
違反がばれてお互いに悲しい思いをしないためにもペット可能の物件での飼育をして下さい。
また、うさぎはとにかくいろいろかじります。携帯の充電器なんて一かじりでアウトです。コードや家具、布製品噛めるものは何でもかじるので、かじられたくないものは、かじられない場所に避難させるなど工夫しましょう。
コンセントなどのかじられ防止に役立ちます。うさぎが立ち入れない隅っこなどにまとめると便利です。
↓↓
うさぎをお迎えする前に来てすぐにうさぎが生活できる状態に準備しましょう。
・ケージ
ケージは出来れば大き目なものを選んであげましょう。ミニうさぎと言う名前で売られているうさぎがいますが、MIX(雑種)うさぎと言うだけでずっと小さいうさぎではありません。うさぎの成長後の大きさも大型、中型、小型とタイプがあるのでそのうさぎの成長後を考えてケージを選びましょう。
・トイレ
四角タイプと三角タイプのトイレがあります。ゲージ内のレイアウトとうさぎの成長後の大きさを考えて選びましょう。
四角タイプは場所は取りますが、中型くらいから上のうさぎが使用するには便利だと思います。
・ペットシート
これはあってもなくてもいいと思いますが、あった方が掃除がしやすいですし、うさぎのおしっこの匂い軽減にもなりますよ。
・ハウス
野生の名残で狭くて隠れられる所が好きなうさぎが多いです。ゲージの中にハウスを入れてあげるとそこを寝床にしたり、避暑地にしてみたりいろいろな使い方をしてくれます。
木製のハウスは歯が伸びるのを防止するためのかじり木としての役割を果たしてくれるので一石二鳥です。
・かじり木
歯が伸びきってしまうのを防止するために必要です。ラビットフードの中に入っている場合もありますし、ゲージに取り付けるタイプもあります。
・水飲み器
うさぎも水を飲む時はペロペロ下を上手に使って飲みます。うさぎの口の大きさにあったウォーターボトルが売られていますので、そちらの使用をおすすめします。
器に水を入れてあげても飲みますが、持ち上げてひっくり返す事があります。
・食器
うさぎのエサ入れです。これは重たいものを選ぶ事をおすすめします。
なぜかと言うと、抗議の意思表示の時に口で加えて持ち上げてひっくり返したり、騒音を出すからです。意外と力が強いので軽い食器よりは重たいものが良いかと思います。
うさぎにも専用のラビットフードがあります。お迎えしたばかりだと好みがまだ分からないので、必要最低限の種類があれば大丈夫だと思います・
・フード(ペレット)
子うさぎ用から太り気味のうさぎ用、年をとったうさぎ用と対象の内容も種類も豊富にあります。迎える時が子うさぎであれば子うさぎ用を選びましょう。種類が多くて分からない場合はショップのスタッフさんに聞いてみて下さい。
グルメなうさぎは気に入ったものや、小さい頃に食べていた種類しか食べない子もいますので大量に買うのはやめておきましょう。
・牧草チモシー、アルファルファ
うさぎの健康維持にはなくてはならないものです。ムシャムシャ食べたり、寝床に運んだりうさぎなりの活用をしていますが、歯を自然に削ったり、いろいろな病気の予防にもなります。
種類は牧草タイプとキューブタイプがあります。牧草タイプは好きなだけ食べれるようにしてあげて下さい。
・おやつ
おやつはたくさん種類があります。クッキーや、ゼリー、ドライ加工されたものなどなど。なるべく、病気の予防になりそうなものや、栄養を補助してくれるものを選んで下さい。
おやつの与え過ぎは肥満や病気の原因になるので、あくまでもご褒美や補助的なものと捉えて下さい。
うさぎをお迎えして家族になったからには長生きしてもらいたいし、たくさん愛してあげたいですよね。
売り場に行って直感を信じて飼う事も良いと思いますが、健康的なうさぎをなのかを見分けたり、種類や大きさによって価格帯も変わってきますので、具体的にどんな子が欲しいのかをよく考える事はとても大切です。
うさぎは昼間はよく寝ている事が多いので、夕方以降に探しに行く事をおすすめします。健康状態の確認んポイントをいくつかご紹介します。
・全体
売場の動物全体が元気があるか、痩せていないか。
・環境
ケージ内がよく掃除されているか、汚れているか。
・食欲
ペレットを柔らかくしたりせずに良く食べているか。
・動き
足を引きずってないか、全部の足を使って歩いているか。
・前足
前足の内側が汚れていたり、ガビガビになっていないか。
・目
目ヤニや充血していなくて、目に輝きがあるか。
・鼻
鼻水が出ていないか。
・歯
噛み合わせが正しいか。
・おしり
汚れがついていないか。
・ふん
水っぽくなく、丸くコロコロした便か。
以上を確認すると大体の健康状態の把握が出来ると思います。
健康状態の見分け方と同じく昼間よりも夕方以降に見る事をおすすめします。
うさぎは心を許すまで本来の性格を隠している事が多いので、あくまでも目安になりますが性格の傾向ポイントをご紹介します。
・寄って来る【懐き度:大】
お腹を空かせていると寄ってきますが、このタイプのうさぎは人に興味があり怖がっていません。
・舐めてくる【懐き度:大】
うさぎが舐めるのは愛情表現の一種と言われています。人に好意的な性格かもしれませんし、とても懐きやすい個体の可能性大です。
・触っても逃げない【懐き度:大】
撫でられるのが好きなタイプで、図太い性格の可能性あり。
・寄って来るけど触れない【懐き度:大~中】
人に興味があるけど触られるのが好きではないタイプ。でも、慣れてくれば触らせてくれるようになる事も大いにあります。
・とくに反応しない、動かない【懐き度:大~中】
大人しい性格かもしれませんが図太さも併せ持っているタイプです。のんびり屋さんの可能性も。
・ケージの奥ににげる【懐き度:中】
怖がりで、警戒心が強い個体かもしれません。
・噛んでくる【懐き度:中~小】
気が強く攻撃的なタイプ。食べ物かを確認しただけの可能性もあるので再度様子を確認してみましょう。
家にお迎えして一緒に過ごすようになるとうさぎの本当の性格が出てきます。購入時に性格の判断をするのは難しいですが、うさぎと触れ合ってみて上記と照らし合わせて参考にしてみて下さい。
うさぎ専門店で純血種を購入するのであればおおよその大きさの把握が出来ると思いますが、ペットショップでよく売られている【ミニうさぎ】はどれくらい大きくなるのか予想もつかないですよね。
そこで、大きくなるのかどうなのかの見分け方をご紹介します。
ポイントは頭と耳のバランスです。
頭に比べて耳が長く多き個体は成長後中型~大型くらいになる傾向があります。それに比べて頭と耳の長さが同じくらい、または耳が小さい個体は小型~中型の傾向があります。
上のうさぎ:耳が小さく短め
下のうさぎ:耳が大きく長め
我が家にうさぎをお迎えしたらあのフワフワな小さな体を抱っこしたい!と思いますが、ここはグッと我慢なんです。
うさぎは警戒心が強い動物なので知らない環境に戸惑っています。そんな状態の時に無理やり触ったり構ったりすると、懐いてくれるスピードも遅くなってしまうかもしれません。
当日は食べたり飲んだりもしない子もいるので、あまり刺激せずにそっと見守りましょう。エサや水はしっかり用意して飲んだり食べたりしているかの確認はしっかりしましょう。
よくエサを食べるようになったら、手から直接お菓子をあげたりして様子をみましょう。手から食べてくれればうさぎとの関係が前進しているしるしです。少しずつスキンシップを増やしてみましょう。
ボーっとして何を考えているのか分からない表情をしているうさぎ。犬や猫と違ってしつけが出来ないと思っている方が多いのではないでしょうか。
実はうさぎもしつけをすると、【トイレ】や【待て】、【お回り】などが出来るようになるんです。飼育する上で必要なのはトイレを覚えさせる事ですよね。トイレトレーニングのやり方をご紹介します。
家に来てうさぎが初めておしっこやうんちをした時はすぐに臭いが付いたものを捨てないで下さい。臭いが付いているものをトイレに入れて臭いをかがせます。その時「トイレはここだよ」と声をかけてトイレにうさぎを置いてあげます。また、うんちをトイレ以外でしてしまった時もトイレにそのウンチを入れて臭いをかがせて下さい。
この流れを何度か繰り返すうちにしっかりトイレを覚えてくれますよ。
オスに多い行動ですが、縄張りを主張するために【スプレー行動】といっておしっこを飛ばす子がいます。トイレ付近の壁などが汚れる事もあるので気を付けて下さい。
トイレ以外でおしっこやうんちをした場合、うさぎ用の消臭スプレーが販売されていますので、すぐ吹いて臭いをなくして下さいね。
犬や猫と一緒で芸を教えればちゃんと覚えるんです。覚える時間は個体差がありますし、飼い主さんの根気もいりますが…。
トイレを覚えさせるのと一緒で、繰り返し毎日教えたい事を反復します。そして、出来た時は大げさなくらい褒める!すかさずご褒美のお菓子をあげる!この繰り返しでうさぎなりに頑張って覚えてくれます。
ペットはどんな動物であれお手入れをしてあげる事も大切ですよね。健康管理になったり、スキンシップになるので怖がらず、面倒くさがらずしっかりお手入れしてあげましょう。
また、小さい時から慣らしておくと大人しくお手入れさせてくれるようになるので、優しく声をかけて安心させながらお手入れしましょう。
・ブラッシング
短毛のうさぎの場合、毛がフワフワですぐ舞ってしまいます。毛が舞う予防のためにもうさぎの体にスプレーを吹きかけて、両手で軽くマッサージします。浮いてきた毛をコームやブラシで取ります。
長毛のうさぎの場合は、毛が絡まっている事が多いです。まずは、皮膚を引っ張り過ぎないように毛先だけをブラッシングします。毛玉が出来て解けないようなら毛玉部分にハサミを縦に入れてブラッシングして解きます。絡まった部分が無くなったら全身をブラッシングします。
・爪切り
爪が伸びると、布製品に引っかかったり、ゲージに引っかかってしまったり、飼い主も痛い思いをするなど怪我のもとになります。1カ月~2カ月に1度は切ってあげましょう。抱っこが苦手で爪切りが自分でするのが困難な場合はペットショップや、ホームセンターのペット売り場でやってくれる所があるので確認してみて下さい。
また、体が黒やグレーのうさぎの爪は黒の子が多いので、分かりにくい場合はライトを当てると爪が透けて血管が見えるようになります。もし、血管を切ってしまった時はアルコールなどで消毒しましょう。
・耳掃除
耳が汚れて細菌がたまると炎症が起きやすくなります。特に耳が垂れている子は蒸れやすいので注意して下さい。
掃除はコットンなどで軽く拭き取って下さい。もし、かさぶたがあったり、おかしな臭いがあったら病院に連れて行った方がいいかもしれません。
うさぎは繊細な動物です。もともと捕食される側の動物なので弱っていても表に出しません。飼い主が気づいた時には手遅れだった…なんて事もあります。
そうならないためにも日頃からうさぎの健康管理や体調の変化を見逃さないようにしましょう。もし少しでも普段と違っておかしいな、と思ったら病院に連れて行きましょう。
・エサが嚙みにくそう
うさぎの歯は成長し続けます。正しい長さが保たれないと不正咬合になる場合があります。一度なってしまうと一生治療し続けないといけなくなります。かじり木などをよくかじらせて予防して下さい。
・くしゃみが多い
鼻水や鼻づまりなど普段はない症状が出た場合、パスツレラ感染症になっている可能性があります。かかってしまうと一生菌を保菌することになり、投薬でも完治しない厄介な感染症です。トイレやケージの清潔を保ったり。風通しを良くして予防しましょう。
・毛が抜ける、かゆがる
必要以上にかゆがるそぶりや、皮膚にかさぶたやフケがあったら、皮膚糸状菌症になっているかもしれません。温度管理やケージが清潔になっているか気を付けながら予防しましょう。
・食欲がない、痩せた
毛づくろいやストレスなどで大量に毛を飲み込み偏食や体調不良などでうまく排出できない状態の胃内毛玉症になっているかもしれません。パイナップルのドライフルーツなどのタンパク分解酵素が含まれるおやつを与えたり、こまめにブラッシングして予防してあげましょう。
・首が傾く、バランスが悪い
自然にしている状態で常に首が傾いている、動く時のバランスが悪くなったら斜頸になっている可能性があります。ひどくなると目が勝手に動く眼振という症状が出る事もあります。
うさぎは繊細な動物です。もともと捕食される側の動物なので弱っていても表に出しません。飼い主が気づいた時には手遅れだった…なんて事もあります。
そうならないためにも日頃からうさぎの健康管理や体調の変化を見逃さないようにしましょう。もし少しでも普段と違っておかしいな、と思ったら病院に連れて行きましょう。
・エサが嚙みにくそう
うさぎの歯は成長し続けます。正しい長さが保たれないと不正咬合になる場合があります。一度なってしまうと一生治療し続けないといけなくなります。かじり木などをよくかじらせて予防して下さい。
・くしゃみが多い
鼻水や鼻づまりなど普段はない症状が出た場合、パスツレラ感染症になっている可能性があります。かかってしまうと一生菌を保菌することになり、投薬でも完治しない厄介な感染症です。トイレやケージの清潔を保ったり。風通しを良くして予防しましょう。
・毛が抜ける、かゆがる
必要以上にかゆがるそぶりや、皮膚にかさぶたやフケがあったら、皮膚糸状菌症になっているかもしれません。温度管理やケージが清潔になっているか気を付けながら予防しましょう。
・食欲がない、痩せた
毛づくろいやストレスなどで大量に毛を飲み込み偏食や体調不良などでうまく排出できない状態の胃内毛玉症になっているかもしれません。パイナップルのドライフルーツなどのタンパク分解酵素が含まれるおやつを与えたり、こまめにブラッシングして予防してあげましょう。
・首が傾く、バランスが悪い
自然にしている状態で常に首が傾いている、動く時のバランスが悪くなったら斜頸になっている可能性があります。ひどくなると目が勝手に動く眼振という症状が出る事もあります。
小動物とくくられてしまって、目立たないうさぎですが、飼ってみると1羽1羽性格も違うし個性もあるとっても愛らしい動物なんです。
家の中で放してあげると犬の様に構っ欲しくてプウプウ鼻を鳴らして寄って来たり、飼い主が遊びたい!と思ってもタイミングが合わないと猫の様にツンとした態度をとってみたり。前足を器用に使って、顔や耳のお手入れをしてる姿はまるでモフモフの天使です。
家うさぎは5~10年生きると言われています。共存するからにはしっかりしつけや体調管理をして、お互いにストレスのない環境を作り、うさぎに癒される生活を送ってみてはいかがでしょうか。