2017年11月06日

【簡単&格安】ペット用消臭剤を手作りしよう!

ペットを飼っているとおしっこや毛の臭いで悩む飼い主さんも多いものです。今回は、簡単&格安でペット用の消臭剤をハンドメイドする方法をお伝えします。


ペットの臭い対策に!「ミョウバン」をご存知ですか?

お菓子つくりの際に使うベーキングパウダーにも含まれている「ミョウバン」というものをご存知でしょうか?
ベーキングパウダー以外でも、お漬物を作る際にも色を良くするために使用したり、ナスのアク抜きなどにも使われます。

この口に入れても大丈夫だというミョウバンは歴史が古く、天然の消臭剤として古くから使用されてきました。
このミョウバンを使って、消臭剤を簡単にハンドメイドすることができるのです!

ミョウバンは水に溶けると酸性になります。
犬や猫などのおしっこの臭いのもとであるアンモニアは強いアルカリ性です。
ミョウバン水で作った消臭スプレーを振りかけることで、アルカリ性と酸性とが中和するので、臭いを消すことができます。

ミョウバン消臭剤を作るのに必要なものは?

ミョウバンを使った消臭剤のおすすめなポイントは、材料が手に入りやすいことと、リーズナブルでかる簡単に作れる点です。
ミョウバン消臭剤をハンドメイドするのに必要なものは、

・焼きミョウバン(粉末のもの) 大さじ2(約20g)くらい
・水道水500ml
・500mlのペットボトル
・詰め替え用スプレーボトル(100円均一ショップで売られているものでOKです!)

たったこれだけです。

焼きミョウバンはスーパーの漬物コーナー(なければ調味料コーナーにある場合もあります)やドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
価格も約60gで100~200円程度と格安なのでコスパは抜群です!

ミョウバン水の作り方

ではさっそく、ミョウバン水を作ってみましょう!

【作り方】

(1)ペットボトルに焼きミョウバン大さじ2(約20g)くらいを入れます。
  この時、じょうごなどを使って入れるとこぼれにくくて便利です。
(2)続いて、ペットボトルに水500mlを注ぎ、キャップをして振り混ぜます。
  ミョウバンが全て混ざりきるまで振ってください。
  ※この時は、乳白色の状態でOKです。
(3)冷蔵庫で1~2日放置します。
(4)水が無色透明になったらミョウバン水の原液(※原液です!ご注意ください)が完成です。

消臭スプレーとして使用する際は、10~30倍程度に薄めて使用します。
100円均一ショップなどで市販されているスプレーボトルに詰め替えておくと便利です。

ミョウバン水を作る時に使用する水は、腐敗を遅らせるためにも、水道水を使用することをおすすめします。
(ウォーターサーバーの水や精製水は塩素が入っていないため、腐敗が進みやすくなります)

ミョウバン水は、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
原液で約1か月、薄めたものは約1週間程度で使いきることが基本です。

応用範囲が魅力!ミョウバン水の魅力

ミョウバン水は消臭効果が高く、ペットがおしっこを失敗してしまった時のアンモニア臭や、カーテンについてしまった毛の臭いなどを抑えることができます。

それ以外にも、ペットボトルのキャップ2杯の原液を洗濯のすすぎの際に入れると、生乾きの嫌な臭いを抑えられたり、お風呂の残り湯の混ぜて壁や床にかけておくことで、カビの発生を抑える効果があります。

タオルにミョウバン水の原液を50倍以上に薄めてスプレーし、そのタオルでペットの毛を拭くと、雨の日など毛の臭いが強くなっている時などに便利に使えます。

他にも、30倍程度に薄めたミョウバン水は、脇の臭いを抑えるのにも役立ちます。
ミョウバンスプレーがあれば、夏場の汗の匂い対策が手軽にできます。
使っている帽子の臭い消しや、靴の中の臭い消し、下駄箱、クッション、枕etc....
ペットと一緒に家じゅうで使える消臭剤が、格安でハンドメイドできるのです!

ボトルまでかわいくアレンジ♪

せっかく消臭スプレーをハンドメイドしたからには、ボトルのデザインにもこだわりたいものです。
マスキングテープやシールでアレンジしたり、ペットの写真をシールにして貼ってみてもかわいいでしょう。
スプレー容器だけでなく、保存しておく容器もアレンジしてハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ペットの写真シールを使用する際には、水に濡れてもにじまないインクやフィルムコーティングを施すなどの工夫をすることをおすすめします。

ミョウバン水を使用する時に注意すること

ミョウバン水は食品添加物として使用されることもあるので、基本的には少々口に入ってしまっても大丈夫なものですが、多量に摂取することはおすすめできません。
その為、使用する際は、ペットが間違えて舐めてしまっても大丈夫なように、必ず原液ではなく、水で十分に薄めてものを使用するようにしましょう。
また、保管場所にも気を付けることをおすすめします。

ミョウバン水は、濡れている状態よりも乾いてからの方が消臭効果が発揮されます。
濡れている状態で、まだ臭いがキツイからといって、バシャバシャとふりかけるのではなく、
乾いた状態での臭い残りを確認してから追加することをおすすめします。

様々な使いみちがあるミョウバン消臭スプレーを活用して、
すっきりサッパリしたペットライフを楽しみましょう!