チャンピオン犬はどう決まる?プードルの審査基準について解説します

チャンピオン犬はどう決まる?プードルの審査基準について解説します

チャンピオン犬を決めるための審査が行われているドッグショー。でも、審査員は何を基準にして優秀な犬だと決めているのでしょうか?今回は純血種の中でもプードルに的を絞って解説したいと思います。


プードルの審査基準について

ドッグショーと聞くと、なんとなくチャンピオン犬を決める大会というイメージが浮かぶと思います。でも、審査をするときに審査員たちは犬の何を見ているのでしょうか?またはどんな基準で優秀な犬だと決めているのでしょうか?

審査の方法はさまざまで、細かい基準もたくさんあります。そのため、全てを説明するのは難しいのですが、その中からいちばん重要な基準について解説したいと思います。

ドッグショーの審査員は何を見ているか

ドッグショーでは「犬種標準(スタンダード)」をもとに「個体審査」と「歩様審査」が行われます。審査をする際にポイントとなるのは以下の6つです。

・タイプ…犬種の特色を示す質のこと。

・クオリティー…犬種の質がどれだけ充実し洗練されているか。

・コンディション…健康状態や精神状態。

・サウンドネス…精神の安定性や肉体的な健全性。

・バランス…全体的な調和が取れているか。

・キャラクター…個体としての魅力。

これら6つのポイントの中でも重要なのが「タイプ」です。なぜなら犬種標準(スタンダード)の本質を具現化したものだからです。

犬種標準(スタンダード)とは何か

犬種標準(スタンダード)とは、犬種本来の姿や形をあらわす指標のことです。犬種によって見た目や性格などもさまざまですが、その特徴を分かりやすくまとめたものだと言えます。

プードルのスタンダードについて

「タイプ」にあたるプードルの犬種標準(スタンダード)について見ていきましょう。

プードルらしい見た目とは

優雅で知的、気品に満ちた風貌です。プードル特有のクリップ(カット)によってさらに高貴さを高めます。

マズル(鼻)とスカル(頭蓋)の長さは同じで、長くて力強いマズルと丸みのあるスカルが理想的。そしてマズルとスカルの境目であるストップはややハッキリしています。

目と目の間はほどよく離れ、形はアーモンドアイが望ましいとされています。

プードルは均整のとれたスクエアの体格が望ましいとされています。スクエアとは正方形のことで、体長と体高の割合が1:1となることをあらわします。

胸のいちばん出っ張っている骨の部分から、お尻のいちばん出っ張っている骨の部分までの長さが体長となります。

そして犬の体を側面から見たとき、ちょうど首と肩の境目にあたる部分をキ甲と呼びますが、キ甲から地面までまっすぐに下した長さが体高となります。

プードルのサイズとは

プードルのサイズは体高の長さを計ります。

・スタンダードプードル…45~60㎝(許容範囲+2㎝)
・ミディアムプードル…35~45㎝
・ミニチュアプードル…28~35㎝
・トイプードル…24~28㎝(理想は25㎝ 許容範囲-1㎝)

ちなみにティーカッププードルとはいわゆる俗称で、意味としては「トイプードルよりもさらに小さいプードル」をあらわしていますが、血統書上はトイプードルとなります。

プードルらしい性格とは

賢くて従順、活発で活動的な性格が理想とされています。

プードルの被毛とは

プードルの基本となる毛色は、ホワイト、ブラック、ブラウンの3色です。他にもレッドやアプリコット、クリーム、シルバーなどがあります。

いずれも濃淡のない単色が望ましく、他の毛色がワンポイントでも混ざってしまうと欠陥となります。パーティーカラーのプードルは認められていません。

毛質は、密生した巻き毛が理想的とされています。ドッグショーのためにカットをすることを考えると、密度の高い毛質の方が形になりやすく有利でもあります。

多くの犬種に当てはまる!犬体の基準

審査ポイントのひとつである「サウンドネス」。これはプードルだけではなく、多くの犬種に当てはまる基準です。その中からとくに重要な項目について見てみましょう。

咬合

いわゆる「咬み合わせ」のことです。口を閉じたときに上の歯と下の歯が合わさった状態をあらわします。

上の歯が下の歯に被さるように密着する咬合をシザーズバイトと言い、多くの犬種で理想とされている咬み合わせです。ちなみにプードルもシザーズバイトが理想です。

また、下の歯が上の歯よりも突き出た状態をアンダーショットと言い、多くの犬種では欠陥となりますが、パグやシーズー、ブルドッグなど一部の犬種では認められています。

ブラックポイント

犬の体の中にはブラックポイントと呼ばれるポイントがあります。

・目
・目ぶち
・鼻
・唇
・肉球
・爪

これら6つのの部分をブラックポイントと呼び、黒いほうが理想的とされています。毛色によっては鼻がレバー色となっている犬種もいます。

プードルのショーカットの種類

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