モフモフ度最強クラス!真っ白な大型犬サモエドの魅力と特徴を紹介

モフモフ度最強クラス!真っ白な大型犬サモエドの魅力と特徴を紹介

豊かな毛に覆われたモフモフの大型犬サモエドをご存知でしょうか? 日本では珍しいロシア原産の犬で、表情豊かな顔が魅力的な犬です。なかなかお目に掛かる機会が少ないですが、大型犬好きにお勧めの犬種ですよ。しつけやすく陽気な家庭犬と言われているサモエドの魅力と特徴、飼う時のポイントを紹介します。


こんにちは。小動物看護士(ドッグシッター/小動物介護士)の須永智尋です。モフモフと聞くと頬が緩んでしまい、癒されたい! と思う人は少なくないと思います。犬の中でも最強クラスのモフモフ度を誇る大型犬サモエド! 大型犬好きには堪らない癒し度マックスの犬ですよ。ちょっと飼う時にコツがいる犬ですが、家庭犬に向いている犬なので、機会があったら飼ってみてはどうでしょう? サモエドの特徴や魅力、飼う時のポイントを紹介します。

モフモフ大型犬サモエドの特徴

サモエドはロシア原産の大型犬です。モンゴルが起源とも言われ、遊牧民の生活を支える猟犬だったという説があります。

氷に覆われた極寒の地でも、猟をしたり、ソリや荷車を引く、力強く従順で逞しい犬でした。生活していた地域が北方の雪と氷に閉ざされた場所だったため、他の犬達と交流することがほとんどなく、長い間、その純血性が保たれていた貴重な犬種です。日本スピッツの先祖とも言われています。

成犬の体重は、オス25~32kg、メス18~25kgで、体高(地面から背中までの高さ)は、オス54~60cm、メス50~56cmくらいです。

毛色はピュアホワイト、クリーム、ビスケット、シルバーに輝くホワイトの4種類ですが、ホワイトが一般的です。

とても分厚いダブルコートの毛が美しく、フサフサのしっぽは巻いて背中の上でフンワリと揺れます。

温和な性格でとてもよく人に慣れる上、子供と上手に遊んでくれる大型犬です。温和な表情でにこやかに笑っているような顔付きは「サモエド・スマイル」と言われていて、サモエドの大きな魅力のひとつです。

サモエドはブリーダーから買うのがお勧め

残念なことに、日本ではサモエドはあまり多く飼われていません。JKCに登録されている頭数は2016年12月時点で236頭(46位)です。

トイプードル76,393頭(1位)やチワワ50,405頭(2位)に比べると、圧倒的に少ないですね。

なかなか珍しい犬種のサモエドは一般のペットショップでもほとんど見かけることがありません。ブリーダーの数も少ないので、飼いたい! という場合は、直接ブリーダーを探す方がいいでしょう。

ペットショップに依頼してブリーダーを探してもらい、入荷を依頼するという方法もありますが、人の手が間に入れば入るほどコストがかかり高値になります。

珍しい犬種は「レア」というだけで高値になります。ブリーダーから直接購入する場合でも30~40万円は必要で、ペットショップを通すとさらに高くなる可能性があります。

ブリーダーの元を尋ね、子犬を選び、連れて帰るという交通費や時間が必要になりますが、確実にお気に入りのサモエドを入手するなら、ブリーダーがお勧めです。

ブリーダーの元を訪れた時に、飼い方のコツやポイント、注意点を聞いておくと心強いですね。

サモエドに適した飼い主とは

生まれたばかりの子犬はテディベアのように愛らしく、モフモフのサモエドに一目惚れする人も多いと思います。サモエドを飼いたい! と思ったら、ちょっと足を止めて次のことを考えてみてください。サモエドを飼うのに適した飼い主とは、次のような人です。いかがでしょうか?

・アレルギーを持っていない
・空調完備のサモエド専用部屋を準備できる
・自由に使える車を持っている(もちろん、免許も持っている)
・大型犬を診るのに慣れた獣医師がいる動物病院が近くにある
・毎日2時間以上、散歩ができる
・ブラッシングやシャンプーなど、ボディケアに時間を割くことができる
・犬のしつけ方、トレーニング方法の知識がある
・大型犬が走り回れるドッグランや安全な広場が身近にある
・老犬になって介護が必要になった時、体重30kg前後の犬を抱いてケアできる
・金銭的に余裕がある(食費、予防接種費、予防薬・健診・医療費など)

これらの条件を見てもし不安になるようでしたら、サモエドを飼うのは控えた方がいいかもしれません。

犬を飼うこと自体、子供をいちから育てていくようなものなのですが、豪奢な毛の大型犬なので小型犬よりもずっと費用と労力がかかります。かわいさに惑わされず、本当に飼う環境を整えられるか、じっくり考えてみてくださいね。

サモエドを飼うポイント

サモエドを飼うポイントは「運動」「カロリーコントロール」「健康管理」が重要です。特に、「運動」と「カロリーコントロール」は非常に重要で、それらが不適切だと「健康」にも大きな影響がでます。

運動は毎日2時間以上必要

サモエドは人とともに猟に出て一日中獲物を追いかけたり、極寒の地でソリを引いて長距離を走っていた犬です。

運動が好きで活発、力強く、体力も豊富です。家庭犬は獲物を追うことも、重たい荷物を引くことも知りませんが、体力は豊富です。朝夕それぞれ1時間以上の運動時間を確保してあげてください。

リードを引いて歩くのはもちろん、元気なうちは坂道を移動したり、変化や負荷がある運動も取り入れたいですね。足や関節に負担をかけないよう、柔らかな土の上で運動させてあげてください。

さらに、自由に走り回る時間も確保してください。毎日、しっかり運動することでストレスを溜めず、肥満を防ぐことができますよ。

食事は良質なタンパク質を豊富に含むものを適量!

サモエドは寒冷地原産の犬で、エネルギーを効率よく体に溜め込むことができる犬種です。摂取カロリー量は必ず飼い主が管理してください。フードのパッケージに書かれた量を必ずチェックし、愛犬の体重と運動量に合わせて食べさせてください。

立派な筋肉、大きな骨格、豊かな毛を維持するために、良質のタンパク質、そして適度な脂質が欠かせません。カルシウムやビタミン類も重要ですから、手作り食で育てたい方は犬の栄養学をしっかり学んでからチャレンジしてくださいね。

食欲旺盛で食べたがる犬には、市販のフードとカロリーを抑えた手作り食をミックスしてカロリーを管理しながら満腹感の得られる食事を作ってあげてください。

おやつは肥満の原因になりやすいので極力避けたいですね。しつけ・トレーニングのご褒美でおやつをあげる、というような使い方がお勧めです。

「毎日、午前のおやつ・午後のおやつをあげる」というようなおやつの与え方は避け、おやつを与えた分は食事を減らすようにしましょう。

健康管理

サモエドは、皮膚のトラブル、関節のトラブル、肥満が最大の注意点です。毎日、ピンブラシやスリッカーを使ってブラッシングをして、コームを使った仕上げをしながらケアをしてください。

ブラッシングを通して寄生虫はいないか、ケガはないか、耳が臭ったりフケがあったりしないか、爪の伸びすぎ、口の異臭などをチェックしましょう。

足を引きずったり、散歩を嫌がったりしていないか。胴に触れたとき、肋骨は解るかなど、毎日の散歩やスキンシップを通して健康チェックをしてください。

もちろん動物病院で寄生虫駆除をしたり、定期的な健康診断を受けることも忘れないでくださいね。

そして老犬になってからは、足腰が弱って歩けなくなったり、排泄の介助が必要になったりすることがあります。そんな時、体重30kg前後の体を抱えてケアすることになります。この老後の介護のことも忘れないでくださいね。

サモエドを飼うのはお金がかかる!

サモエドは小型犬よりお金がかかります。

体が大きいので食べる量が多く、排泄量も多くなります。このため、食事代やペットシーツなどトイレグッズ代も高くなります。

移動の際に車が必要になるケースも多く、病院に掛かったときの医療費も高くなります。これは処置の際に必要となる薬などが体重に比例して多くなるからです。薬が多く必要であれば、それだけ多くのお金がかかるのです。

さらに、サモエドは寒さにはとても強いのですが、暑さは苦手です。特に日本の高温多湿の夏は大の苦手です。

場合によっては5月くらいから空調の効いた部屋で飼う必要があり、散歩の時間帯や場所も注意が必要です。人が少し寒いと感じるくらいがサモエドにとって快適な温度なので、光熱費も高くつくでしょう。

そしてペットホテルなどに預けることになったり、ペットシッターにケアをお願いする場合でも、大型犬は費用が高くなります。

愛犬のために、ある程度はしっかり費用を確保する必要がありますし、ペット保険制度などもうまく利用して対応していってくださいね。

サモエド・スマイルに癒される毎日を!

日本国内でも飼養頭数が少なく、珍しい大型犬のサモエド。ペットショップでもなかなか会えない貴重な犬種です。

元々が猟やソリを引いていた人の指示をよく聞く利口な犬なのでしつけやすく、なにより魅力的なサモエド・スマイルが見る人、みんなを癒してくれます。

費用面、飼養環境面、散歩などの毎日のケアを考えると、飼うのは少々ハードルが高いかもしれません。ですが、大型犬が好きな方は縁があったら最強クラスのモフモフ度を誇るサモエドを飼ってみてはいかがでしょうか?

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