飼い主と犬の心温まる10のストーリー

飼い主と犬の心温まる10のストーリー

人命救助、忠誠心、素晴らしい働きをした有名な犬がたくさんいます。 でも、特別な犬だけに与えられた能力ではありません。 このような英雄とも呼べる犬が、毎日どこかで活躍しています。 思わず愛犬を抱きしめたくなるような、10頭の犬による心温まる話を紹介します。


忠犬ハチ公の感動的な実話は皆さんご存知のことでしょう。
ハチ公だけでなく、アルプスで多くの人命救助を行ったセントバーナードやアルペンマスティフ、1925年の厳しい条件の中、アラスカで血清を運んだ犬ぞりのリレーに貢献したバルトの話も有名ですね。

飼い主や仲間に誠実な忠誠心を持った犬のストーリを紹介します。

1.飼い主の事故現場までレスキュー隊を導いたサイモン

41歳の男性の運転する車がコントロールを失い、橋の柱に激突し、横転して大破。
知らせを受けて駆け付けたレスキュー隊は暗闇の中、事故車の発見に手間取っていました。
そこへ1頭の怪我をした犬が足を引きずってレスキュー隊の元へやってくると方向を変え歩き始めました。このジャーマンシェパード、サイモンに案内され、レスキュー隊は男性を見つけることができたのです。
サイモンは男性のまわりを回ると反応を求めるように男性を舐め、男性が動かないとわかると、いつものように、車の助手席に飛び乗り、男性が運転席に戻って来るのをいつまでも待っていたということです。
残念ながら、男性はこの事故で亡くなりました。

2.6年間亡くなった主人の墓で主人を待つキャピタン

アルゼンチンに住むジャーマンシェパード、キャピタンの主人が亡くなりました。その後姿を消したキャピタンでしたが、1週間後、主人の墓で主人を献身的に待つキャピタンの姿を家族が見つけたのです。
キャピタンは亡くなった主人が息子のために連れて来た犬でした。
キャピタンが主人の墓を離れることはほとんどなく、家族と共に短時間過ごすことはあっても、暗くなる前に必ず墓へ帰っていくそうです。
6年が過ぎても、その様子は変わりません。

3.14時間2歳の子供を守り続けたダッシャー

オーストラリアで、よちよち歩きの子供の姿が見えなくなってしまいました。ジャーマンシェパードのダッシャーの姿も見えません。
14時間後、二人の警官が家から4キロ離れた膝丈の草むらの中から聞こえる犬の大きな鳴き声に気付き子供とダッシャーを発見しました。
ダッシャーは、道に迷う子供から離れず、子供に害が及ばないよう守り続けていたということです。

4.亡くなった主人のそばで12時間待ち続けた犬

一人の男性が、サンタクルーズのハイウェイを自転車で走行中、車にひき逃げされました。
この事故で亡くなってしまった男性は、乗っていた自転車と共に、翌朝まで気付かれることなく道路わきに横たわったままになっていたのです。
明るくなり通りかかった人が、男性と自転車、そして自転車につけられたかごにいる無傷のケアーン・テリアを見つけました。
自転車は、亡くなった男性が古い自転車を、愛犬と一緒に乗れるように手を加えたものでした。
男性が事故に遭ってから、8~12時間が過ぎていたということです。

5.主人の自殺を防いだ犬

全て終わりにしようと決めた63歳のフランス人の女性でしたが、一緒に暮らすジャーマンシェパードは女性と別れる準備ができていませんでした。
ジャーマンシェパードは、女性を大切に思う人なら誰でも同じことをするであろう行動を起こしました。ライフルを自分に向けた構えた女性に体当たりしたのです。
この体当たりで、女性は胸を痛めましたが、深刻な傷ではありません。すぐに回復できるとのことです。

6.主人の葬儀が行われた教会のミサに出席し続けるトミー

捨て犬だったジャーマンシェパードのトミーを連れて帰ったイタリア人の女性は、毎週トミーを連れて教会へ行くようになりました。教会ではトミーは女性の足元でおとなしくミサに参加していました。
女性が亡くなり、この教会で行われた葬儀にはトミーも出席しました。
その後もトミーは定期的にミサに出席しています。
ミサの開始を知らせるベルと同時にやってくるそうです。

7.亡くなってしまったメス犬のそばを離れないオス犬

中国で撮影された犬同士の愛情に満ちた写真です。
オス犬が、車にひかれて死んでしまったメス犬の倒れた身体を守っています。
車の往来が激しい道にもかかわらず、彼は彼女のそばを離れませんでした。
6時間もその場で、彼女を起こすかのように身体を突いたりしている姿が目撃されています。
近所の人によれば、2頭はいつも一緒に遊んでいたそうです。

8.凍った川に落ちた主人のそばで救助を待った犬

愛犬と一緒にアヒルを捕まえにコロラドの川に出掛けた60歳の男性。捕らえたアヒルを回収しようと川の氷に乗ったとたん、氷が割れ川に落ちてしまいました。
近くにいたハンターがレスキューを呼びましたが、到着までの間、この犬は30分間主人の近くを行ったり来たりしながら、主人を助ける術を探しているようでした。
犬の危険を感じた主人は犬を遠ざけようとしましたが、犬は主人のそばを離れませんでした。

9.主人を追って病院まで行ったサンダー

ニューヨークに住む主人の男性が入院してしまうと、ザンダーはとても落ち込み、塞ぎこんでいました。ザンダーは犬シェルターから男性が5年前引き取ったハスキー犬です。
主人を心配したサンダーは、夜中3時にコッソリ出かけ、3.5キロ離れた主人が入院している病院を探し当てたのです。
病院の従業員が、入院した男性がいる建物の外にいるザンダーを見つけました。飼い主の番号に電話してみると、病院のベッドにいる男性に繋がったのです。
その後も主人を迎えに病院まで行ったことがあるそうです。

10.盲目の男性を9.11同時多発テロから救ったドラド

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