愛犬の出産は病院?自宅?それぞれの特徴をまとめました

愛犬の出産は病院?自宅?それぞれの特徴をまとめました

愛犬が妊娠した場合、犬は約2か月で出産となります。その場合、自宅で出産させるべきか病院に連れていくべきか悩むところです。今回は自宅出産と病院での出産、それぞれの特徴をまとめました。


愛犬が妊娠したら知っておきたい、出産までの流れ

愛犬の妊娠や出産はとてもお目で手くて喜ばしいことです。母親となる愛犬もそうですが、生まれてくる小さな命を家族として全員が心待ちにしています。
しかし、出産までには知っておきたいことがいくつかあります。妊娠期間や愛犬の体や気持ちの変化など、把握しておきたいことを確認していきましょう!

犬の妊娠期間を知っておきましょう!

犬の妊娠期間は、約2か月間(58~63日)です。着床から約40日で出産となるので、あんまりのんびりしていると大事なことを決めておく必要がります。
また愛犬が健康な状態で出産に臨めるように、栄養状態に気を使ったり体力も無理なくつけてあげる必要があります。毎日しっかりと観察しておげましょう。

一度の出産でどれくらいの子犬が産まれるの?

一度の出産でどれくらいの頭数の子犬が誕生するのか、把握しておく必要があります。出産約一週間前には病院に出向いて、どれくらいの頭数の子犬がおなかに入っているのか確認しておきましょう!
犬種で誕生する子犬の数はかなり異なってきます。小型犬の場合は2匹から3匹のことが多く、大型犬になると6匹から8匹、多い場合は10匹を超えることもあります。
愛犬の子犬が何匹になるのかをしっかりと知っておくことが、出産には必須の情報になってきます。

出産の兆候

出産が近づくと、まず排泄の回数が増えます。これは本能的な部分が大きく関わっていて、っ出産時には空腹状態にしておくという本能に基づいています。そして処々に犬の体温が下がります。体温が37度台まで下がると、徐々に陣痛が始まってきて体温が上がってきます。
これらの兆候が見られた場合、“そろそろ出産なんだな”と思っておきましょう。体温を測ることが難しい場合は、排泄の回数が増えてきたことを目安にするとわかりやすいと思います。

愛犬を病院で出産させるときに知っておくべきこと

動物病院での出産は、基本的には緊急時にのみ行うものです。犬は安産な動物で、多くのケースは自宅出産となります。ではどのような場合病院での出産となるのでしょうか?費用のことにも触れながら見ていきましょう!

病院での出産は大体が緊急時

前述しましたが、基本的にとても犬は安産です。自宅出産でも多くの場合は、問題なく出産を終えることができます。しかし母犬の体力が途中で尽きてしまった場合や何らかのトラブルが起こった場合は、動物病院に運んで病院での出産となります。
ここで知っておかなければならないのが、妊娠期間中の子犬の頭数です。出産時に母犬の体力が尽きてしまった場合、まだ生まれていない子犬の頭数を把握していなければ母子ともに危険な状態になることもあります。

帝王切開での出産

全般的に安産とされえている犬ですが、何らかの理由で自然分娩が難しい状態にあったりする場合は帝王切開で子犬を取り出す場合があります。
小型犬や品種改良を行った犬種は、難産になる事があり、最初から帝王切開が決まることもあります。その場合はあらかじめ帝王切開や術前術後の入院等の費用を聞いておきことができます。提示された金額よりも、少し多めに見積もっておくと安心です。

帝王切開の費用

帝王切開そのもは、大体10万円ほどとなります。そのほかに入院費がかかり、手術の際に陣痛がなかなか来ない場合は陣痛促進剤を使用することがあります。

自宅出産に向けて必要なことは?

犬の出産は大多数が自宅での出産になります。安産な動物ではありますが、飼い主は愛犬に何がしてあげられるのでしょうか?

自宅出産で必要なもの

自宅出産を行うときは、必要なものがいくつかあります。買いそろえておき、出産に備えましょう!

〇母犬に必要なもの

・体温計…検温の方法を獣医さんから教えてもらっておきましょう。妊娠期間中も検温しておき、出産の兆候を見落とさないようにしましょう。

・産箱…出産の際に使用する箱で、子犬が出ていかず母犬が横になっても十分な広さのものを準備してください。下にはタオルや新聞紙を敷いて、汚れた際にはすぐに交換できるようにたくさん準備しておきましょう。

〇子犬に必要なもの

・生まれてすぐに入る産湯とそれを入れる洗面器

・へその緒を切るかさみと糸

・子犬を拭く乾いたタオル

・体重を測るはかり

産後の母犬は神経質です

産後の母犬は、とてもデリケートです。子犬をむやみに母犬から引きはがすと、母犬のストレスになることもあるんでやめましょう。
産後からはそのまま育児になるので、母犬の見た目はぼろぼろになります。しかし子犬たちが乳離れすれば、少しずつ母体の状態も元通りになります。

自宅や病院での出産にむけて、愛犬と準備をしておきましょう!

自宅でも病院でも、初めての出産は愛犬も飼い主もわからないことだらけです。少しでも不安を取り除けるよう、準備できるものは準備しておきましょう!
また獣医さんとも綿密に連絡を取り、何か異変があった場合は速やかに連絡をして指示を受けて行動しましょう。一つ一つのことを丁寧にこなしていきましょう。お産を終えて育児が一段落すれば、とても良い経験として愛犬にも飼い主さんにもしっかりと心に残る事でしょう!

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