2017年11月06日

気になるペット保険って、実際はどういうもの?

ペット保険、名前は聞くけど実際はどんなものなのか分からないという人も少なくありません。ペット保険の加入条件や保険料のなりたちなど解説します。


そもそもペット保険って?

ペット保険とは、人間の医療保険と同様に、ペットが診察を受けたり、手術を受けたりしたときにかかった費用を補償するサービスです。
補償される内容は、診療費、手術費、入院費等が含まれることが一般的ですが、対象となる病気や治療方法なども、会社や商品によって内容が異なるので、気になることがある場合は、不安な点を中心に商品を比較してみると良いでしょう。

例えば、このような心配はありませんか?注目したいポイント例

*月々の掛け金を安くあげたい
*誤飲などの事故でも補償されるかどうか
*高齢ペットでも入れるのかどうか
*既往症があっても入れるかどうか
*終身で入れるかどうか
*賠償責任の補償があるかどうか

ペット保険に入れる動物は?

ペット保険というと、犬や猫が対象であるイメージが強いのではないでしょうか。近年の珍ペットブームに乗っかり、ペット保険もずいぶんと対象とする動物に変化が出ています。

もちろん、犬・猫を補償の対象とする商品が最も多いのですが、鳥やうさぎといったメジャーなペットから、最近増えているフェレットやハムスター、カメなども加入できる商品があります。

ペット保険、加入の条件ってあるの?

人間の医療保険に、加入の条件があるのと同様に、ペット保険にもいくつかの加入条件があります。

基本的なものとしては、1年以内にワクチン(犬:狂犬病+5種以上の混合ワクチン 猫:3種以上の混合ワクチン)を摂取していること、販売用の動物や介護・介助以外の業務に従事する動物ではないこと、健康体であることなどです。興行用や闘争犬、賭犬、猟犬など、危険が伴うことが想定される犬は加入できないケースが一般的でしょう。

過去3年以内に特定疾患にかかっていないことなどを条件に挙げている会社もあれば、治療中の病気やケガがあっても、その治療に対しては補償外ではあるけれど、その他の病気やケガを対象として保険に加入出来る場合もあります。
既往病がある場合、保険料が割り増しになるけれども保険に加入出来る場合など、会社によって加入条件が少しずつ違うのでチェックしてみましょう。

ペット保険の料金ってどんなもの?

人間の医療保険の場合、年齢や補償する内容によって金額が違うシンプルなものなので分かりやすいのですが、ペット保険の保険料は、人間のそれとは少し違うので注意が必要です。
加入時には、ペットの種類、大きさ(体重)、ペットの年齢などにより基本の料金が決まり、1年更新というものがほとんどです。

2年目以降更新の際にも保険料が上がらない料金が一定しているタイプのほかに、更新の際に保険料が見直され、料金が上がったり下がったりするタイプ、年齢が上がるのと比例して保険料も上がっていくタイプの3パターンが一般的です。
また注意しておきたい点は、終身で加入できないものが多いという点です。更新できる年齢が何歳なのかは必ずチェックしておくことをおすすめします。

ペット保険、契約までの流れは?

ペット保険について気になるけれどどのように手続きすれば良いか分からないという人も少なくありません。まずは、色々な会社の商品を見比べて、気になるものがあれば資料請求をしてみましょう。

どの保険にするかを決めたら、書類を記入して返送します。ペットの写真を添付する場合が多くあります。郵送で申し込む場合は、発送日の翌日が補償開始日になる会社や、到着日が補償開始日になる会社、証書が返送されてきてから補償開始される会社など、補償開始日が会社によって違うので、内容をよく読んで確認しておくことをおすすめします。

補償を開始する日を早くしたい場合には、ネットで申し込みをしてクレジットカードでの決済を選ぶと良いでしょう。この場合も、きちんといつから補償が開始されるのかは確認しておきましょう。

但し、待機期間といって、どんな商品でも補償開始日から数日間は免責となる期間があるので、待機期間が何日あるのかも確認しておきましょう。

少しでも割引を受けたい!

保険料を少しでも安く抑えたいとは誰もが思うことですが、中には条件を満たすと割引が受けられるものもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
少しでも保険料がお得になるかも?!

*インターネットからの申し込みで割引きになる
*保険料を1年一括払いで割引きになる
*多頭割引
*去勢や避妊手術を受けている場合は割引 など

どの会社のペット保険を選ぶのか

ペット保険は、相場の金額も小型犬では1万円台くらいから10万円台まで、中型犬では1万円台後半から11万円台まで、大型犬で3万円前後から20万円台まで様々です。かなり価格の幅が広いので、料金だけで選ぶのが難しいのがわかります。

ペット保険は選び方が様々です。料金だけでなく、条件や補償内容などたくさんの会社を比べてみる必要があります。
まずは、各社から資料を取り寄せて比較することから始めてみましょう。