2017年11月06日

今さら聞けないペット保険の基礎知識をまとめました!

大切なペットが病気やケガをしてしまったら、手厚い医療を受けさせてあげたいですよね。元気に長生きしてもらいたいペットのために、老後に備えてペット保険に加入しておくことはとても大切です。そこでペット保険の基礎知識をまとめてみました!


ペット保険ってなに?

ペット保険は「万が一ペットが病気やケガをしたときに治療費を補償してもらえる保険」です。さらに特約を付ければペットが他人にケガを負わせてしまったときにも補償してもらえます。今では犬猫以外のペットも補償している保険もあります。

ペット保険のキホン

人の生命保険の加入率は9割に対し、ペットの保険加入率は1割も満たしていません。まだまだペット保険の普及率は高くないようですね。ペット保険は基本的に終身保険で、1年契約で更新していきます。気になる保険料は掛け捨てです。

人の保険同様、告知義務もあります!
ペットの現在の健康状態や既往歴を保険会社に正確に伝える義務のことで、保険加入前にかかっている病気を隠して申告した場合は、契約取り消し・返金となります。

加入可能年齢は保険会社によって異なり、9歳未満と設定しているところが多いです。
7歳を超えると病気をしやすくなる犬・猫が多いのでその前に入っておくのがおススメです。

もし加入前に病気にかかっていたら?

その病気の治療費は自己負担です。重度の病気やホルモン分泌系の病気をかかえていると保険に加入できませんが、そういった病気でなければ特約付きで加入できる可能性があります。その場合の保険料はもちろん高額になります。

ペット保険は必要なの?

必ずしも必要ではありませんが入っておいた方が良いです。

ペットの病気やケガの治療費は意外と高く、もしガンになった場合は通院・入院・手術を含めて50万円ほどかかる場合があります。なぜならペットには人間でいう健康保険がないため、動物病院での治療にかかった費用は100パーセント自己負担になるからです。このときにペット保険に入っておけば、安心して高度医療を受けさせてあげられますよね。

ちなみにペット保険の保険料はお手頃な価格のものが多いです。病気の既往歴があると保険料が高額になりますが、それでも加入できるのであれば加入しておいた方が良いです。一度病気をすると、再び病気になる可能性も高く、病気をする前に比べて免疫力も落ちているため、既往歴があるペットだからこそ入れる保険には入っておくことが大切です。

要注意!補償の対象になっていない病気やケガ

・保険に加入する前から発症している病気や股関節形成不全などの遺伝性疾患
・飼い主やペットの故意によってのケガや病気
・自然災害によって起こったもの
・ワクチン接種で予防可能な病気(狂犬病、フィラリア症など)
 もしワクチンを打っていてその有効期間内に発症した場合は補償の対象になります。

ペット保険の対象にならない治療費

基本的に以下のような場合は補償の対象になりません。
・予防に関する治療
・ワクチン接種費用、その他疾病予防のための検査や投薬
・定期検診や健康診断の費用
・妊娠・出産・帝王切開・人工流産・去勢手術など繁殖に伴う費用
・マイクロチップ挿入費
・歯科治療費用
・死後の葬儀や埋葬に必要な費用

保険会社によってはこれらのうちいくつかが補償内容に入っていたり、特約を付ければ補償の対象になります。

どんな保険があるの?

治療費の50パーセント、70パーセント、100パーセントの補償してもらえる保険があります。人間と同じように3割負担にするのであれば、70パーセント補償してもらえるものが良いですよ!補償されるパーセンテージが上がっていくにつれて保険料も上がります。

最も安いものだと一月500円以下で入れる保険もありますが、通院・入院・手術費用すべてまかなってくれる保険に入る場合は、月に1500~20000円の保険料になります。

またペットの年齢や犬種・猫種によって保険料が異なります。基本的に高齢になればなるほど保険料は高くなります。しかし保険料が一生上がらず、低コストで手厚い補償を受けられる保険もあります。

まとめ

・ペット保険はペットが健康なうちに入っておくのが良い
・保険料は掛け捨てだが、手頃な価格の保険が多い
・50・70・100パーセントの補償を受けられる保険がある
・既往歴があるペットでも加入できる場合は加入しておくのが良い
・保険料がずっと上がらない保険もある

これだけ押さえておけば安心ですよ!