狂犬病だけじゃない!愛犬を感染症から守ろう

狂犬病だけじゃない!愛犬を感染症から守ろう

犬の感染症といえば広く知られているのが狂犬病ですが、日本で暮らす私たちが、狂犬病以上に日頃注意したい感染症を知っていますか?愛犬がおう吐や下痢と続けたら早急に病院へ連れて行くことが大切ですよ。多頭飼いはもっと注意が必要です!


犬ジステンバーってなんだろう?

毎年なんとなく受けているワクチン接種。その一つに犬ジステンバーが含まれていますが、狂犬病と違い法律で定められている義務ではないので摂取していないご家庭もあるでしょう。ワクチン接種に関しては賛否両論もありますが、さまざまな感染症の怖さを知ればやはり受けさせた方が良いのでは無いでしょうか?

まずは犬ジステンバーについて知っていきましょう。

致命症になることもある、その症状とは?

最初に見られる症状は発熱です。その後、鼻炎や肺炎、膿のような鼻水といった呼吸器系の症状が現れます。下痢やおう吐など消化器系の症状もありひどい場合には腸閉塞になることも。おう吐や下痢は犬を飼っていれば一度や二度は経験するかもしれませんね。

何日も続く場合、いつもと違う様子の場合には早めに動物病院を受診してくださいね。また発疹や肉球が固くなるハードパットという症状、そして脳炎など神経に症状が出る場合もあります。

特にこの脳炎は他の症状が一度落ち着いたあとに出ることが特徴的です。

原因と治療法

犬ジステンバーウィルスは感染している犬の目ヤニや鼻水、唾液、尿などに接触することで感染します。そのため、犬ジステンバーに感染している愛犬の他にも犬がいる場合には、症状が出ていない犬も獣医師さんに見てもらってください。

特効薬が無く、点滴や抗生物質での治療になりますが、ワクチン接種で98%以上発症を予防できると言われています。発症すると若いうちに命を落とすこともありますので、愛犬のワクチン接種は適切に受けたいですね。

もし感染したら?

もし愛犬が犬ジステンバーに感染した場合には、治療以外にもケアが重要になります。具体的には感染した愛犬を触った手はしっかりと洗うこと。そして着ていた洋服も必ず洗濯してください。これだけでも感染を大幅に減らせるそうです。

もちろん、室内は清潔にしたあとにアルコール消毒などをプラスして行ってくださいね。外には落ちているものから感染することもありますので、散歩中の拾い食いなどは絶対にさせないようにしましょう!

合わせて知りたい!犬パルボウィルスってなに?

犬ジステンバーと共に耳にすることもある「犬パルボウィルス」。ワクチン接種前の若い犬の他、ドーベルマンやジャーマンシェパード、ラブラドールレトリーバーなどは好発犬種とされています。

激しいおう吐や血便はすぐに病院へ!

筆者の愛犬も一度下痢がひどく血便が出てしまい病院へ連れて行ったところ、犬パルボウィルスを疑われ検査を行いました。幸い、それが原因ではありませんでしたがこのように激しい下痢、血便、そしておう吐といった症状が大きな特徴です。

また、脱水症状を起こし腸がただれることもあり、そこから細菌に感染すると症状は悪化します。けいれんなどの神経に症状が出ている場合には命の危険もあると言われます。

原因と治療法は?

犬パルボウィルスの場合にはまず脱水症状を改善することから治療が始まります。こちらも犬ジステンバー同様に適切なワクチンで98%以上予防することが可能になります。しかし感染した犬の便や吐しゃ物はもちろん、同じ食器を使うことでも簡単に感染が広がってしまう怖い病気です。

ケンネルコフとは?

上でご紹介した2つの感染症とは異なり咳がメインの症状になるケンネルコフ。こちらも感染症のひとつですが、若い犬の他純血種にも多く見られます。これは繁殖施設など集団での発生があるためです。

「犬の風邪」とも呼ばれる症状

ケンネルコフは別名「犬の風邪」と言われます。その名の通り咳が出て、軽い発熱を伴います。それほど重症化するものではなく、2週間程度で回復することが多いですが、子犬や高齢犬は肺炎などにつながってしまう可能性が高くなる注意したい感染症のひとつです。

放置してしまうと、急激に症状が悪化する場合もありますので愛犬に発作のような咳が続く場合には、念のため病院での受診をおすすめします。

原因と予防法は?

このケンネルコフの病原体はひとつではありません。さまざまなウィルスや細菌に1~2つ以上感染すると発症すると言われています。軽い症状であれば自然に治ることもありますが、子犬や高齢犬は特に軽視しないことが重症化を防ぐ一番の方法です。

病院での治療は抗生物質やいわゆる咳止めが服用されます。病原体となるウィルスなどのワクチンである程度の予防は可能になりますが、100%ではありません。子犬や高齢犬は特に空気感染を防ぐためにも犬の集まる場所は避けたほうが良いでしょう。

感染予防の消毒もありますが、天井までの範囲を行う必要があるのであまり現実的ではないかもしれません。もし消毒を行う場合には獣医師に病原体を特定してもらった上で、消毒液を選んでくださいね。

ワクチンも愛犬への愛情のひとつ

義務では無いためそれぞれに考えのあるのがワクチン接種についてだと思いますが、やはりワクチンを受けることで不要な病気を予防できるので一番のメリットですよね。愛犬の健康状態を考えた上でワクチンを接種させるのは、飼い主さんからの愛情のひとつですね。

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