2017年11月06日

愛犬の舌の色、見てますか?下の色でわかる愛犬の健康状態のまとめ

愛犬の舌の色、どんな色をしていますか?犬の舌の色は、いろいろな体の状態を知らせてくれます。どんな色が健康な色なのか、体の不調を知るためにはどんな色が異常なのかを知っておきましょう!


愛犬の舌の色は健康な色?

愛犬にはいつまでも健康でいてもらいたいですよね!健康状態を知るにあたり、どんなことを目安にしていますか?ぐったりしているかや、排泄物の色やにおい、状態の観察が主だと思います。そのほかになると、足を引きずっていないかやしこりが無いかのチェックになります。
しかし見るからに様態が悪くなってから病院に連れていくと、処置が遅れてしまった場合手遅れになってしまうこともあります。
手遅れにならないためにも、いち早い病気の発見を心がけましょう!

舌ってどんな機能をしているの?

犬の舌は、食べ物をすくい取るための大切な器官です。犬は人間のように手で何かを握ることができません。水を飲んだり食事を口に運ぶにあたって、舌は水分や食料を運ぶためのスプーンのような役割を果たしています。
そのほかにも、舌で体温調節も行っています。下で汗をかいて、暑いときには熱を発散しているのです。また味覚を感じるという人間と同じ器官の役割も果たしています。

愛犬の舌の色をチェックしてみましょう!

愛犬の下の色は、今どんな色でしょうか?健康かどうかチェックしてみましょう!

ピンク色の舌は健康な証拠!

ピンク色の舌は、問題なく健康な状態を示しています。つやもあれば完璧!夏場や運動直後の体がほてっている時には、よく舌を出していますよね!その時にしっかりと健康かどうかを見てあげましょう。

生まれつき舌に黒い斑点がある

生まれつき舌に黒っぽい斑点があるのは、病気ではありません。ほくろと同じようなものなので、病院で診てもらう必要もありません。
舌全体に色がつくケースが多い犬種は、チャウチャウやシャーペイ(中国原産のブルドッグに似ている犬)です。先天的なものなので、過度に心配することは全くありません。

舌が黄色っぽい

舌が黄色くなるのは、内臓疾患に見舞われている時の症状です。最近食欲が低下したという覚えは、ありませんか?食欲不振以外の不調がないかぎり「まあそのうち治るだろう!」と、気分で食事を摂っていないと思って体重不良のサインを見逃していることがよくあります。いつもと様子が違う場合、舌の色をみて黄色型場合は、速やかの病院を受診しましょう!

舌の色が紫もしくは青白い場合

人間でも唇の色が真っ青になっていると「チアノーゼ」を起こしている場合があります。犬もそうで、舌の色が紫色や青白い、もしくは青黒い色をしている時には「チアノーゼ」の恐れがあります。
チアノーゼが起こっている時は歯茎も舌と同じ色に変色していて、体が酸素不足に陥ている状態です。病気としては、心臓の疾患や喘息もしくは何らかの中毒にかかっている可能性があります。できるだけ早く病院に連れていきましょう!
また歯茎は健康的なピンク色をしている場合は、何らかのストレスを感じていることがあります。雷などによる強いストレスが原因かもしれません。

舌の色が白っぽい

これも人間と同じです。皆さんは「貧血」になったことはあるでしょうか?貧血状態になると肌全体が白くなっていきます。犬も同様で、舌全体が白くなっていくのです。
この場合疑われる病気は、白血病や骨髄の異常、体内や体外における出血です。病気は早期発見が治療の大きなカギを握っています。早急に病院を受診しましょう。
また部分的に舌が青白くなる場合は、何らかの薬品が体内に入って中毒を起こしていることがあります。こちらの早急に病院で処置してもらいましょう。

室内犬は要注意!舌の色が赤くなっている

冬場になると、家に閉じこもってストーブを付けることも増えてきます。古いストーブを使っている場合、換気を怠ると一酸化炭素中毒になるといわれています。人間もですが犬もそうで、すめきった部屋で古いストーブを使用し、人間に不調が現れている場合は犬も一酸化炭素中毒になってい待っている可能性があります。まずは換気を行って体調に回復を図りましょう。
また犬が偏食過ぎて、ビタミンの一種が激しく欠落していると「ベラグラ」という病気になり、舌が赤くなります。あまりにも偏食が酷い場合は、お医者さんに相談してみましょう。

舌が赤くて潰瘍がある

舌が赤くなって潰瘍がある場合は、尿毒症になっている時の症状です。口からアンモニアのようなにおいがするので、とにかく早く病院を受診しましょう。
尿毒症になると腎臓の機能が低下してしまいます。排出されきれなかった毒素が全身に回ってしまって体調不良に陥ります。

愛犬の舌の色は毎日チェックしてあげましょう!

愛犬の健康チェックは毎日していると思います。状態を確認する際には、舌の色も確認してあげると良いでしょう!無理に舌を見るのではなく、愛犬がちょろりと舌を出しているその瞬間に、スキンシップのついでにぜひ見てあげてください。何らかの異常や気になる色の場合は、病院に連れて行って診てもらうことをお勧めします。体調が悪化する前に早期発見できれば、愛犬に体への負担も少なく済みます。
健康でいつまでも元気に暮らしていくためには、まずは健康管理が大切です。