心筋症になると、食欲不振、乾いた咳、腹水が溜まる、体温低下、血圧低下、後ろ足のふらつきなどの症状が現れます。
■予防法は?
心筋症に予防法はないので、猫の様子が少しでも変だと感じたら動物病院を受診してください。早期発見、早期治療しかありません。
5位 肝臓病 6%
猫の死亡原因第5位は、肝臓病です。慢性肝炎と急性肝炎とがあり、飼い主が気づいた時には病気がかなり進行していることもあります。
■原因は?
ウイルスや細菌への感染、薬物や毒物の誤飲、過激なダイエットなど、原因は多岐にわたります。
■症状は?
食欲不振、抑うつ、成長不良、消化器障害、黄疸、腹水がたまる、多飲多尿などの症状が現れます。
■予防法は?
肝臓に負担をかけないことが重要です。食事はタンパク質を多めにして脂質を少なめにしたり、プラセンタのサプリメントを利用するのも良いようです。もちろん太り過ぎないよう注意し、定期的な健康診断も欠かさないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?猫の死亡原因は、癌、腎不全、猫伝染性腹膜炎、心臓病、肝臓病が83%を締めています。ほかには、猫エイズ、猫白血病、甲状腺機能亢進症、ウイルス性呼吸器感染などもあります。いずれも飼い主さんによる日頃の観察と定期的な健康診断によって早期発見してあげるなら、死亡数を減らすことができるでしょう。