■8歳〜11歳
10歳くらいまではまだまだ若い感じがしていた猫も、10歳頃になると毛色が薄くなり、白髪が出てきて急に老けた印象になってきます。
10歳を超えるとほとんど寝てばかりになってきます。
放っておくと動かなくなるので適度に運動をさせますが、部屋の仕様は高齢猫仕様(キャットタワーの段差を低くするなど)にしましょう。
腎不全、関節炎など、高齢の猫に多い病気にも注意が必要です。
飲水量や尿量、排便、食欲の増減にも特に注意を払い、日頃のスキンシップ、ブラッシングなどを通し、毛ツヤや体格の状態、動作の変化などをしっかり把握しましょう。
健康でも、年に一度は健康診断を受けさせましょう。
この時期の猫を迎える場合には、何かしら高齢による病気が出てくる覚悟が必要です。
迎えたら高齢猫向けの一通りの健康診断を行いましょう。
縁側で寝る猫のような、落ち着きのある猫に魅力を感じる場合には、このくらいの年齢の猫を迎えるのもいいのではないでしょうか。
このくらいの年齢になると里親が見つかる可能性はとても低いですが、平均寿命が15年程度であることをを考えると、天寿を全うするならばまだまだ一緒にいられる確率大です。
あえて高齢の猫を家族に迎えるというのは社会貢献になります。
また、自分自身の年齢などを考慮した上で、20年猫と一緒に暮らすのが難しいという場合に高齢の猫を迎えるという選択肢もあるでしょう。
■11歳以上
高齢猫の病気に注意して、しっかり健康管理をします。
歯が弱ってきたり、歯肉炎などで固いものが食べられなくなることもあるので、食べやすいフードを与えます。
寝てばかりになってくるので、暖かく、居心地の良い寝床などで穏やかに過ごせる環境を整えましょう。
認知症の症状が出てくることもあります。
長く一緒にはいられなくても、高齢で行き場の無い猫に少しでも居心地がよく幸せな老後を送ってもらいたいという場合には、11歳越えで里親を待っている猫もいます。
このような高齢の猫で里親募集をしているのは、飼い主も高齢で飼えなくなったということが多いです。
11歳は、人でいったら60歳と考えるとまだまだ結構若い感じがします。
飼い猫の寿命は16歳くらい、長ければ20歳くらいなので、結構長く一緒にいられる可能性もありそうですね。
まとめ
どの年齢の猫も魅力的ですが、迎える猫の月齢や年齢によって、注意しなければならないことも変わってきます。
かけがえの無いパートナーとなるように、自分のライフスタイルを考えて迎える猫の年齢も考慮したいですね。