2017年11月06日

犬の食欲が落ちるのはなぜ?その理由とは

最近、愛犬の食欲が落ちてきたな、と感じることはありませんか?ごはんをたべてくれないと、飼い主さんとしてはとても心配になってしまいますよね。犬の食欲低下の理由について解説します。


犬の食欲低下とは

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1回の食事でごはんを残すようになった

犬の食欲低下で、最もよく見られるのが、ごはんを残すようになることです。「前の日は普通に食べていたのに何で?」と不思議に思ってしまいますよね。犬はしばしば、それまで普通においしそうに食べていたごはんを残したりすることがあります。

ごはんを全く食べない

ごはんをあげても、まったく食べないことがあります。こうなると、さすがに飼い主さんも「どこか具合が悪いのでは」と心配になってしまいますよね。実は、犬は丸3日ほど何も食べなくてもあまり問題がなく、比較的元気でいられるのです。しかし、そんな犬でも、まったくごはんを食べないというのはやはり何かしらの異常が起きていると考えてよいでしょう。

おやつや人間の食べ物しか食べない

ごはんをほとんど食べない代わりに、おやつや人間の食べ物を食べたがることがあります。犬は、嗅覚に優れていることはご存知かと思いますが、意外と味覚の好き嫌いがあることがあります。ごはんよりもおやつや人間の食べ物の方の方がおいしいと感じ、そればかり食べたがることで、いつものごはんを食べなくなることがあります。

食べても吐いてしまう

ごはんはちゃんと食べるのに、そのあとで食べたものを吐いてしまうことがあります。犬が食べたものを吐くということは、それだけではあまり心配することではありません。しかし、何度も続けて吐いてしまうようであれば、何か体に異常が起きている可能性があります。

犬の食欲低下の理由

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今のごはんが嫌になった

それまで普通に食べていたごはんを、ある日突然、急に嫌がったり、食べなくなってしまうことがあります。愛犬が元気で、体調も悪いところが見当たらないのに突然ごはんを残すようになってしまったときは、まず、今までのごはんを嫌がっていることが考えられます。

犬は本来雑食で、お肉やお魚、野菜でもなんでも食べられます。しかし、人間に飼育されるようになってから犬はバランスよく栄養素を摂取できる専用のフードを食べるようになりました。犬用のフードは味が均一で、かつ風味が劣化しやすいため、もともと匂いや味の強いものが好きな犬にとっては、物足りなく感じることがあります。愛犬が急にごはんを残すようになったということは、もしかしら今のごはんに満足していないのかもしれません。

体の具合が悪い・病気

犬の食欲低下の原因のなかで、体の不調や病気の可能性もあります。飼い主さんとしては、最も心配なことかと思います。ごはんを残したり、まったく食べないなどのほかに、「なんとなくいつもより元気がない」と感じるようであれば、何かしらの異常や病気が原因となっているかもしれません。

犬の食欲が低下する病気としては、消化器系の炎症(胃炎や腸炎など)が最も多く挙げられます。病気以外では、メスの犬であれば、発情期や妊娠とともに一時的に食欲が低下したり、食べ物の好みが変わることがあります。

犬は痛みや苦痛を感じにくく、体の不調や病気の発見まで時間がかかってしまうことがあります。もし、愛犬が最近食欲が落ちてきたな、と思ったら、普段の生活の様子を注意深く間作してあげることが大切です。

好き嫌いやわがまま

愛犬のごはんの管理で、飼い主さんをなやませるのが、好き嫌いやわがままによる食欲の低下ではないでしょうか。

それまではおいしそうに食べていたいつものごはんを嫌がるようになったり、ごはんをあげようとすると「ウーッ」とうなって怒るようになってしまうこともあります。

人間に飼育されて、毎日おいしいごはんを与えられることが当たり前となっている犬にとって、ごはんの味に対して自分の主張が出てくることがあります。「この味は好き」「これはあまりおいしくない」など、その子の好みによって、好き嫌いをしているということがあります。

飼い主さんとの主従関係がうまく築けていなかったり、毎日お留守番が多くて精神的なストレスが多い犬の場合、わがままでごはんの好き嫌いをすることもあります。

下痢や嘔吐

犬の食欲低下の原因として、意外と多いのが、下痢や嘔吐が原因によるものです。その子の体質によっては下痢や嘔吐を起こしやすいことがあるため、あまり知らない方もいるかもしれませんが、実は、犬はお腹をこわしたり、食べ物を戻してしまうことが多いのが普通です。

例えば、新しいごはんに変えた直後などは、特におなかをこわしたり、吐いてしまうことがよくあります。新しいごはんに慣れていないだけなので、その他で犬の元気があり、ちゃんとお散歩ができているようであれば、しばらく様子を見れば症状が改善されることがほとんどです。

1週間ほど様子を見ても、下痢や嘔吐の症状が改善されない場合は、うまくごはんを消化できていないことになりますから、以前のごはんは、おなかにやさしく消化不良を起こしにくいごはんにかえてあげる必要があります。

犬の食欲低下まとめ

犬の食欲低下には、ごはんの好みの変化や好き嫌いだけでなく、胃腸を壊しているなどの体の不調の場合もあります。普段から、愛犬の食事の様子や食べる量をよく観察し、「いつもとよ様子が違うな」と思ったら、そのほかの体の不調がないかなども注意深く見守るようにしましょう。