ミニブタってどんなブタ?性格や飼い方について

ミニブタってどんなブタ?性格や飼い方について

テレビで紹介されたり、芸能人が飼っていたりすることで知名度が上がったミニブタ。 テレビで見ていると、とってもキュートで愛らしい印象を受けますが、犬や猫のようにペットとして飼えるのでしょうか? ここでは、ミニブタの特徴や性格、飼うときの注意点を紹介します。 ミニブタを飼いたいと考えているひとはぜひ参考にしてみてください。


ミニブタってどんなブタ?

ミニブタとは、「ミニブタ」という種類があるわけではなく、100kg以下のものがミニブタと呼ばれています。
日本で飼育されているミニブタとしては、「ホットベリー」「ゲッチンゲン」などが代表的です。中でもホットベリーは飼われているミニブタとしては最もポピュラーです。真っ黒や真っ白、黒や白にブチのある毛色をしており、耳が小さいのも特徴です。
ただし、ペットショップなどで、「ホットベリー」等の種類が表示されていますが、実際は雑種であることが多いです。犬や猫のようにしっかりとした品種や血統はないものと思ったほうが良いでしょう。
ミニブタの体重は、生まれたときには300~700g程です。成長すると、30~100kg程度まで大きくなります。どのくらいのサイズになるかは個体差が大きく、子ブタの段階で最終的なサイズを推測するのは難しいでしょう。

ミニブタってどんな性格?

ミニブタはとても甘えん坊で寂しがりやな性格です。ブタのイメージとは裏腹に、飼い主に甘えてきたりもします。また、臆病で神経質な面もあります。
もともとは群れで生活し、その中で順位付けをする習性があるので、自分よりも順位の低い相手には攻撃的な態度をとることもあります。
意外にもきれい好きで、頭も良いので、「おすわり」などのしつけも覚えることができます。

ミニブタを飼うときの注意点

ミニブタの平均寿命は10〜15年程です。
家族として迎え入れるのであれば、健康で長生きをしてもらいたいものですね。
そのためにも、ミニブタを飼う際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

かかりつけの獣医をみつけておく

ミニブタを飼っている人はまだまだ珍しく、情報も少ないのが現状です。
ミニブタをペットとして迎える前に、色々と相談できるミニブタの知識を持った獣医をみつけておきましょう。健康の相談やしつけのアドバイスもしてもらえる専門家がいると心強いですよね。
また、かかりつけの獣医がみつかったら、定期的に健康診断を受けさせるようにしましょう。ミニブタがかかりやすい病気もあるので、普段からかかりつけの獣医に健康状態をチェックしてもらうと安心です。

食事の与え過ぎに注意

ミニブタは非常に食欲旺盛で、与えられたものは全部食べてしまいます。そのため、肥満には特に注意が必要です。肥満は万病のもととなり、寿命を縮める原因となります。ミニブタを飼う際には、欲しがるからといって食事を与えすぎないようにしましょう。また、塩分も体に悪いので、加工食品を与えることは避けましょう。

ミニブタに散歩は必要?

ミニブタに散歩が必要かどうかは、飼育する環境によって異なります。
広い庭などの屋外で飼育をしている場合には、ミニブタは自由に動き回って遊ぶので、特に散歩が必要ということはありません。
一方、室内で飼育する場合には運動不足が懸念されるので、散歩に連れ出すようにしましょう。1日1回20分程度歩かせるのが目安です。可能な限り毎日散歩をさせるようにしましょう。
散歩の際には、拾い食いに注意してください。ブタは目の前のものを何でも食べてしまいます。危険なものを拾い食いしていないか、除草剤の撒かれた草を食べていないか散歩の最中気を配っておくことが大切です。

ミニブタの飼育に必要なグッズ

ミニブタを迎えるにあたって、準備しておくと便利なグッズを紹介します。

・ケージ
部屋の中でのミニブタの居場所をつくってあげましょう。
ケージは、ミニブタ専用のものもありますが、入手が難しいので、中型犬か大型犬用のケージで代用すると良いでしょう。
ミニブタは意外にもきれい好きです。
ケージは、中でトイレと寝る場所をそれぞれ分けることができる大きさのものを用意しましょう。

・ハーネス、リード
ハーネスやリードは散歩など外出の際に必須です。
ミニブタはミニといえども、犬や猫と比べるとかなり体重が重くなります。
仮に50kgあったとして、そんな大きな動物の動きを抑制するのは大変です。
道行く人にも恐怖を与えかねません。動きを抑制できるよう、またマナーとしても、外出時は必ずこれらを装着するようにしましょう。

・食事用の容器
食事を食べる際の専用の容器を準備してあげましょう。
ここで気をつけたいのが、ミニブタは容器に足を突っ込みます。ミニブタが足を入れても壊れにくい頑丈な器を用意するようにしましょう。

・鼻掘りできる容器
ブタは、鼻掘りといって、鼻で土を掘る習性があります。
庭で鼻掘りができる環境にあれば良いのですが、そのような環境がない場合には、鼻掘り専用の場所を用意してあげます。鼻掘りができないとストレスが溜まってしまいます。
玉砂利などを用意して、ケージ内に入れてあげると良いでしょう。

・トイレ
しっかりとしつけをすればトイレの場所も覚えるので、ミニブタが安心して用を足せる場所にトイレを設置してあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?
ミニブタが実は綺麗好きで甘えん坊だったなんて驚きですよね。
ミニブタは犬や猫とは少し飼い方が異なります。
これからペットとしてミニブタを迎えるのであれば、これらのことをよく把握し、しっかりと事前準備してあげましょう。

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