冬だからこそ気をつけたい!愛犬の乾燥肌対策をしよう!

冬だからこそ気をつけたい!愛犬の乾燥肌対策をしよう!

冬は湿度が低下して、乾燥が気になる時期です。乾燥がひどいと肌が荒れたり喉が痛くなったりと色々な健康トラブルが起こりやすいですよね。この乾燥は愛犬にとっても大敵であることをご存知ですか?今回は、冬だからこそ気をつけたい愛犬の乾燥対策をご紹介します。


愛犬も乾燥肌になる?

体中が毛に覆われている愛犬は、毛の異常はすぐにわかっても皮膚の状態はわかりにくいですよね。実は、犬も人と同じく乾燥肌になることがあります。最近は犬も人と同じく室内で生活し、同じような環境で過ごしていることから人と同じような健康トラブルが起こりやすいのです。

犬は人が想像しているよりも敏感肌で、乾燥しやすく皮膚炎になる子もいます。乾燥肌が進行するとその部分が炎症を起こし、強いかゆみが起こることも。乾燥肌で愛犬につらい思いをさせないためにも、特に乾燥がつらい冬はしっかりと乾燥対策をしてあげましょう。

愛犬の乾燥肌の原因は?

エアコンの空気

最近犬の乾燥肌の原因で多いのが、エアコンの空気によって室内が乾燥していること。特に冬場はエアコンなどの暖房器具を長時間使用し続けており、気付かないうちにどんどん室内の湿度が低下し、乾燥しやすい状態に。

もともと皮膚は水分や油分によって表面をバリアして乾燥を防いでいます。しかし、エアコンなどの空気に触れることで、この水分がどんどん蒸発していき、肌のうるおいが失われてしまうのです。

特に愛犬は人と違って、普段から化粧水や乳液といったスキンケアをしていませんよね。そのため、乾燥しやすく飼い主が気づかないうちにカサカサになってしまうことがあります。

シャンプーの刺激

また、普段使っているシャンプーによって乾燥肌がひどくなることもあります。犬用シャンプーは人用と違って、肌へのうるおい成分が多く含まれていません。しかし、犬は全身が被毛に覆われており、人の1/3程度の皮膚の厚みしかありません。

そのため、シャンプーに含まれる洗浄成分の刺激によって、必要な水分や油分まで失われている可能性があるのです。また、体を清潔にしようと頻繁にシャンプーしているのも肌を乾燥させる原因の一つ。

シャンプーに含まれる界面活性剤などの洗浄成分は肌にとって負担が大きく、敏感肌の子だと皮膚炎を引き起こすこともあります。

食事の栄養バランスの偏り


また、普段愛犬が食べているごはんの栄養バランスが悪くても、毛や皮膚が乾燥しやすくなります。特に大ダイエット中の愛犬は、体重を増やさないために野菜中心で肉や魚などの適度な脂質が不足しやすいです。

確かに脂質は肥満の原因になりますが、もともと肌表面をバリアするための油分として欠かせない存在。栄養が偏ると皮膚が乾燥するだけでなく、毛ツヤも悪くキシキシとした印象になります。

愛犬の乾燥肌への対策は?

それでは、この愛犬の乾燥肌を改善するにはどんなことに気をつければいいのでしょうか?

エアコンなどの暖房器具を使いすぎない

冬場に乾燥肌が悪化するのは、エアコンなどの暖房器具によって室内が乾燥すること。そのため、できるだけ暖房器具を長時間使わないようにしましょう。

しかし、寒さが厳しい時期は暖房無しでは愛犬も風邪をひいてしまいます。そこで、暖房器具を使っている時は、1時間に一度窓を開けて空気を入れ替えてください。外の空気と入れ替えることで室内の空気が新鮮になり、湿度も適度に保たれます。

また、暖房を使った室内は温度が高く湿度が低いという、ウイルスなどの雑菌が繁殖しやすい環境。風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすいので、愛犬の健康管理のためにも空気をこまめに入れ替えるようにしましょう。

加湿器を使う

部屋の乾燥が気になる時は、加湿器を使って保湿するという方法もおすすめです。室内の湿度は40~60%が理想ですので、40%以下になったら加湿器を使いましょう。加湿器によっては表面が高温になるタイプもあるため、愛犬がやけどしないよう取り扱いには注意してください。

シャンプーは洗浄力が強すぎないものを選ぼう

犬の肌は弱アルカリ性に保たれているのが、健康な皮膚を保つ上で重要です。洗浄力が強すぎるシャンプーは肌が酸性に傾いてしまうので、できるだけ刺激の少ないものを選びましょう。

特にノミとりシャンプーなどの薬用シャンプーは洗浄力が強く、薬用成分の刺激を受けて肌が乾燥しやすいです。そのため、愛犬の乾燥肌が気になる時は自然由来の成分でできた優しいタイプを選びましょう。

また、シャンプー剤が肌に残っていても、その部分がかぶれたり赤みが出たりするので、すすぎもていねいにしてあげてくださいね。

犬用保湿スプレーで肌を保湿

犬の乾燥肌対策として、犬用保湿スプレーも登場しています。保湿はヒアルロン残やセラミドといった保湿成分が配合されたものがおすすめです。他にも乾燥がひどい時はオイルやクリームでしっかりと保湿してあげるのも良いでしょう。肉球も乾燥によってひび割れやあかぎれを起こすので、カサカサしているときはクリームを使ってあげてください。

まとめ

犬は人よりも皮膚が薄く刺激に対して敏感です。特に乾燥が気になる冬場は愛犬の肌も乾燥して、かゆみや肌荒れを起こしやすいです。そのため、室内の湿度が下がり過ぎないようこまめに空気を入れ替えたり、加湿器を使ったりして乾燥対策を心がけましょう。

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