2016年11月18日

加湿器を愛する猫たち。おしゃれで猫にも安全な加湿器で冬の乾燥対策

ただでさえ乾燥する日本の冬、暖房でさらにカピカピになりますよね。ペットにも安全でお洒落な加湿器で猫と一緒に潤い、病気を防ぎましょう。おすすめ加湿器と、加湿器を愛する猫の写真まとめ。


日本の冬は砂漠より乾燥する?

東京の年間の平均湿度は60%くらいですが、11月から5月くらいは湿度が下がり、20%を切ることが多くなります。
砂漠の平均湿度は20~25%程だそうなので、その時期の日本の湿度は砂漠並といえます。

猫の祖先は砂漠出身とはいえ、2014年には東京では最低湿度8%も記録しており、それに寒さが加わるので、猫の健康管理にも注意が必要です。

猫にとっては、気温が25度程度の時で湿度50%〜60%くらいが過ごしやすい気候となります。
寒い時期は、温度管理とともに湿度が35%以上にはなるように調整しましょう。

フケ、猫風邪、静電気…湿度低下が招くこと

フケ注意報

猫も人間の頭皮のように、フケが出ることがあります。
冬場にフケが増えた場合には、乾燥が原因のことがあります。
猫に触れた時などに静電気がでやすくなっていたら、乾燥のせいかもしれません。

乾燥してフケがでているのであれば、加湿器による湿度調整が有効です。
また、皮膚の乾燥を防ぐためにはペット用の保湿液もありますが、他の原因の可能性もありますし、自己判断はせずに獣医さんに相談して使用することをお勧めします。

フケやフケの様な症状が出るものとしては、他に以下の様な原因が考えられます。

・肥満、高齢などによるグルーミング不足
・ストレス
・食物アレルギー
・ツメダニ症、ニキビダニ症、ノミアレルギー性皮膚炎、疥癬(ヒゼンダニ)などの外部寄生虫
・皮膚糸状菌症(白癬・真菌・カビ)

赤み、脱毛などの症状が併発している場合には、アレルギーや寄生虫、真菌の可能性が高くなります。
フケが多量に出る場合や、長引く場合、他の症状も出る場合には、動物病院で獣医さんに相談しましょう。

また、フケが出やすくなったタイミングで、環境や食べ物の変化が無かったかどうかも確認するとよいでしょう。

静電気注意報

猫に触るたびにバチッと静電気が出てしまっては、猫との距離が広がってしまいます。

静電気は猫を驚かせるので、ストレスの原因になる場合もあります。
ブラッシングの時に静電気が起きたら、ブラッシング嫌いになってしまうかもしれません。

せっかく猫に密着できる寒い時期、静電気予防をして、より親密になりたいですね。

静電気で風船に追いかけられる猫動画↓
猫的には必死なのでしょうが、ちょっと面白いです。

猫風邪注意報

秋冬に増える猫の病気として、猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペス)という上部呼吸器感染症があります。
猫風邪といわれるものの一つで、猫インフルエンザといわれることもある、くしゃみなどで感染する感染力の強いウィルスです。

寒く乾燥する冬はウィルスが大活躍する時期の上に、空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜の免疫機能が低下し、感染しやすくなるので注意が必要です。

さらに、寒さによって猫自身の免疫力が低下することでも感染しやすくなります。

ワクチンで防げますが、完全に感染を防ぐのでは無く、症状をできる限り抑える形になります。
ワクチンをしていても、免疫力の低下時などには感染したり、過去に感染していた場合には、再発することもあります。

症状としては、くしゃみ、鼻水、黄色っぽい目ヤニ、結膜炎、発熱、それに伴う食欲低下や元気消失などですが、たかが風邪と侮っては危険です。

悪化すると眼球が見えなくなるほどに結膜が腫れ上がり、目が白濁したり角膜浮腫になり、瞬膜や結膜の癒着、失明の他、眼球摘出が必要になることもあります。

特に免疫力の低い子猫や高齢の猫は、環境温度や湿度に注意を払い、猫風邪を防ぎましょう。

猫に安全でお洒落な加湿器8選

加湿器もいろいろな種類がありますが、猫がいる場合にはスチーム加湿器は危険です。吹き出し口付近の蒸気の温度が高いため、火傷をする恐れがあります。

超音波加湿器や、気化式、ハイブリッド型が猫には安全です。

オススメの超音波式 加湿器

デザイン家電のamadanaから出ている加湿器。
重心が低いデザインで倒れにくく、猫がいても安心です。

オススメの気化式加湿器

スイスのデザイン家電ブランドStadler Formの加湿器は、コンパクトでどんなインテリアにも合うお洒落なデザインです。
ライム、ホワイトなどカラーも豊富。他のサイズもあります。

ドイツの加湿機能付空気清浄機。空気も綺麗になり、一台二役ですね。

オススメのハイブリッド式加湿器

ハイブリッド式は加湿器は、ヒーターで加熱した水を超音波でミストにします。
部屋の温度を下げにくく、またスチーム式と違って熱くなりすぎないので猫がいても安心して使えます。
木目調ですっきりとしたデザインです。

オススメの猫好き用加湿器

猫の頭頂部からミストが出る超音波式の加湿器です。
アロマは猫にが中毒症状を起こすことがあるので、猫がいるならアロマは無しで。
卓上に置くのに調度いいサイズですね。

黒猫の両耳からミストが出る!超音波式の加湿器です。

これはかわいい。
水を素焼きのポットに入れるだけの自然気化式のミニ加湿器。
癒されながら潤います。
ちょっと猫背なところも猫好きの心を掴みますね。

ニトリから出ている、電気を使わない自然気化式の加湿器です。
ベビー2枚セットと、少し大きめのお母さん猫があります。

水を飲んでいるように見える猫たちがとってもかわいくて、親子で揃えたいですね。
ミケネコの他に、黒猫もあります。

加湿器が気になる猫のおもしろ画像

加湿器を置けば、愛猫がこんなかわいい姿を披露してくれるかもしれません。

・ミストと戦う猫。

・ミストを掴みたい猫。

・加湿器と一緒に潤う猫

・加湿器の湿気を飲む猫

・ミストを止めようとする猫。

・ミストを浴びる猫。

アロマは使わないで!

アロマは猫にとって毒になることがありますので、加湿器にアロマ機能がついている場合も、残念ですが、猫がいる場合には猫の命のために、アロマ無しで使用しましょう。

猫は猫草を食べることはありますが、肉食動物です。
人間にとっては毒性がなくても、猫にとっては有毒である植物が多数あります。

そして、アロマは植物から抽出された濃度の高い精油を使用するために、猫にとって有毒な植物であれば、たいへん危険です。
実際に精油を舐めて猫が死亡した例もあるそうです。
また、加湿器で使用し、毎日少量ずつ蓄積されることで命に関わる可能性もあります。

アロマが猫に及ぼす危険性については、十分な研究データが無いそうなので、すでに危険とわかっているもの以外にも有毒なものがある可能性があります。
確実に安全とはいえない以上、猫がいる場合にはアロマを使用しないのが一番良い選択でしょう。

加湿器を効果的に使用するための置き場所

加湿器を効果的に使うには、設置場所にも気を使いましょう。

エアコンの近くに置く

エアコンの吸入口の近くに置けば、加湿された空気が部屋全体に広がります。

ただ、吹出口近くに置いてしまうと、エアコンの温風の影響で加湿器の湿度センサーに狂いが生じ、十分に加湿されなくなる恐れがあります。

ドア付近には置かない

出入りの多いドア付近に置いてしまうと、折角加湿された空気が逃げてしまいます。
部屋の奥の方に置くのが効果的です。

窓や外壁に面した場所は避ける

加湿器から出た湿度の高い空気が急速に冷えてしまうと、結露が発生し、カビの原因になりますので、窓や外壁に面した壁など、冷えやすい場所は避けて置くのがよさそうです。

乾燥すると、猫だけでなく人間もウィルスに感染しやすくなる上に、お肌の敵にもなりますので、猫も人も体調を崩さないように、上手に加湿器を使って快適に冬を過ごしたいですね。